ジビエという狩猟解禁のシーズン中なので、フランスの田舎では、ハンターさんの銃の音がたまに聞こえたりします。
ジビエという野生鳥獣の狩猟ですが、イノシシ、シカ、カモ、ウサギあたりがフランスでよくきかれるもので、この時期にしか味わえないジビエ料理が、そこそこのレストランに行くとメニューに組み込まれています。
ハンターさんの家では、マダムがパテとかを作ったりするようです。
さて、知人経由で、野生イノシシを仕留めたということで、イノシシ肉をいただきました。ちゃんと処理されているもので冷凍状態でしたが、野生イノシシ、初のジビエ料理はワイン煮込み。
ジビエ料理、しかもイノシシということで、臭みも消してくれそうだし、煮込む時間などはかかるけど、手間がそれほどかからない。
ジビエ料理のフランス人のレシピを検索しながら、簡単なものをチョイス。
イノシシ肉を一口大ほどの大きさに切り、塩・コショウ、ブーケガルニとともに、玉ねぎ千切りと人参輪切りを加えて赤ワインに浸すこと1日半ぐらい。
イノシシ肉だけを最初に炒めて、中まで火が通ったかなぐらいで、小麦粉をまぶし、イノシシ肉を漬け込んでいたワインを加え(玉ねぎ、人参も)、煮込んでいく。
一時間半ほど煮込む。
一旦、30分ぐらい火を止める。
再度、一時間ほど煮込む。
レシピでは、ここで終わりだったものの、翌日、もう一度、一時間半近く煮込んで、どうにかトロトロのイノシシ肉になってくれました。
フランス人にいわせると、煮込み料理には、タリアテル、きしめんみたいな平たいパスタ、なんだそうです。
ジビエ料理、初めてにしては、フランス人たちから大好評!
野生のイノシシ肉の質が良かったのか!?
どちらにしても、友達が集まって、おいしい料理にワインにおしゃべりというのが、フランス健康法のような気がします。